こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
久しぶりの休日
当店の場合この時期は毎年閑散期で、比較的にしても時間に余裕があります。昨日の定休日は前後に少し無理をすれば1日ゆっくりできるチャンスでした。年末年始も大掃除や仕込みなどで結局まったくゆっくりできていないので久しぶりのチャンス到来。何年ぶりかで仕事から離れることができました。
近所の立ち寄り温泉で温まり、その後図書館、そして時折当店にもお越しいただく方が経営されているティールームにもお邪魔できました。夏ならまだ明るい時間に帰宅するなんて、定休日にしても何年ぶりかのことです。サラリーマンの頃は週休二日でもなんてことはなく当然でしたが、この仕事を始めてからは一日の休みすらないので、一日でも休めるとめちゃくちゃテンションが上がります。贅沢したわけでもなくただゆっくりしただけなのに随分と充実した一日でした。またあんなことできる日が来るかな~?
さて、今回はただいま提供中のスイーツ“キャラメルりんごのキャトルカール”をご紹介します。
キャラメルりんごのキャトルカール
酸味も歯ごたえもしっかりしていて、お菓子や料理にうってつけのりんごと言えば紅玉。当店でもりんごと紫いものキャトルカールなどいろんなお菓子に使っています。でも、紅玉は旬の期間が特に短いのか、少し時期がずれると手に入れづらくなるのが難点。ふじとかジョナゴールドとかってずっと売ってるような気がするんですが。英国にはブラムリーアップルという酸味がとても強いりんごがあって、日本の紅玉のように基本的に調理用として使うんだそうです。一度使ってみたいな~と思っていますが、日本ではなかなか手に入らなくって今まで一度も見たことが無いんです。手に入ったらこのキャトルカールを作ってみたい。
作り方です。フライパンに砂糖を入れて中火にかけたら触らずじっと我慢してキャラメルをつくります。途中フライパンごとゆする程度はしますが、木べらなんかで中身をかき混ぜたらアウト!我慢我慢。しっかり焦げて煙が目に染みるところまでいったら一旦火を止めます。カットしておいた紅玉とバターを入れてかき混ぜたら再び中火にかけます。かき混ぜながら10分ほど煮込んだらキャラメルりんごの出来上がり。バットや皿に移して完全に冷まします。
あとはいつものキャトルカールと手順は一緒です。22℃にまで温度を上げたバターを練ってクリーム状にしたら砂糖を入れてハンドミキサーでしっかり白っぽくなるまで混ぜます。割って泡だて器でしっかりほぐした後34℃ぐらいまで湯せんにかけた卵を、10回ぐらいにわけて入れ、その都度ハンドミキサーでしっかり混ぜ合わせます。粉類を入れたらゴムベラで粉気がなくなる直前ぐらいまで混ぜ、完全に冷めたキャラメルりんごを入れてしっかりゴムベラで混ぜます。よし混ざった!と思ったらそこからもう一歩混ぜます。ツヤが出てきて、グルテン張ってきたのを感じたらOK。型に入れて1時間ほど焼成したら完成。粗熱が取れたら(素手で触れるぐらい)型から出して網の上で完全に冷まします。その後ラップで包んで冷蔵庫へ。2日後ぐらいからが美味しいです。
初めてこのケーキを作った時、常温まで冷ましてすぐ食べたところちっとも美味しくなくて「これはアカン、お蔵入り」と思ったのですが、日を置いて食べたらめちゃくちゃ美味しくて。今では毎年楽しみにされているお客様もみえる人気メニューです。
りんごと相性抜群のシナモンがほどよく効いたキャラメルりんごのキャトルカール、ぜひお楽しみ下さい。