こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
かき氷やってます
僕の期待では今日梅雨明けしてくれるんじゃないかな~?と思っています。ということで、いよいよ夏本番!Portafortuna♪では2023年も夏季限定でかき氷の提供をしています。9月10日までの予定なのですが、それ以降も暑い日が続くようでしたら引き続き提供したいな~と思っています(2022年は結局9月いっぱい提供しました。今年はいつまで暑いかな?)。今年は常時5~6種類のかき氷を提供予定です。
新作かき氷もあります
僕たちにとって新商品開発は、どんなメニューでも苦しくもあり、楽しくもあります。苦しんだ分だけ良いものが出来上がる、、、とは限りませんが、大概は出来上がります。かき氷だってそうです。ただ、かき氷の商品開発は何故かいつもだいたい楽しいんです、試食を除けば。僕は冷たいものが大好きなんですが、かき氷はどうも冷たすぎて1度に2杯ぐらいが限界です。それを毎日繰り返す、、、。もちろん少ない量で試すんですよ、でも最終段階ではまるっと1杯食べてみないとトータルでどうかわからない。そうすると食べないわけにはいかない、、、。マダムなんて毛布被って歯をガチガチやってます。
とは言え、やっぱり楽しいかき氷の新商品開発。今年も定番かき氷に加え、新作をいくつか順番にリリースしていきます。数量限定だったり、期間限定だったりしますので、どうぞ食べ逃しなく。
ということで、Portafortuna♪の2023年のかき氷ラインナップを何回かに分けてご紹介していきます。今回はその1回目です。
“モーツアルトいちご”のかき氷
やっぱりトップバッターは“モーツアルトいちご”のかき氷です。“モーツアルトいちご”についてはこれまで何回もご紹介していますのでここでの説明は省略します(興味のある方はこちらをご覧ください)。
いちごを凍らして削ったもの。コンポートにしたいちごを氷にかけたもの。いちごを潰して白みつと混ぜ氷にかけたもの等々、世の中にはいろんなタイプのいちごのかき氷があります。
当店のいちごのかき氷は、“モーツアルトいちご”と国産氷砂糖をじっくり漬け込んで作る混じりっけ無しのいちごシロップを、氷にたっぷりかけたクラシックでオーソドックスなスタイルのかき氷です。この時代、逆に目新しいタイプだと思います。仕込み量にも限界があるし、手間と時間がかかるし、下手すると発酵させてしまうリスクがあるので、店で提供するにはなかなか大変なタイプのかき氷なんです、実は。
どうやって作ってる?
まだ肌寒さが残っている頃、もぎたて・粒より・完熟いちごを優しく傷付けないようにヘタをとり、国産の氷砂糖と一緒に漬け込みます。材料はいちごと氷砂糖、これだけです。気温によりますが、数日すると浸透圧によりいちごのエキス分が少しずつ溶け出してきます。氷砂糖が全て溶けきるまでの2週間程度、毎日何回も何回もかき混ぜて発酵しないように、そして十分にエキス分を取り出せるように根気よく作業をします。氷砂糖が完全に溶けきった後も数日間そのままにしてできる限りいちごのエキス分を取り出します。一旦出来上がったいちごシロップは、発酵しないように必要最小限の加熱をしたら完成です。文字通りいちご色の甘~い甘~いシロップの完成です♪あとは冷蔵庫でかき氷のシーズンまで出番待ち。
本当は最後の加熱はしたくないんです、しない方がやっぱり美味しいんです。でも一切加熱しなかったために発酵してしまい、その年のいちごシロップの半分以上を廃棄した年があるんです。なので苦渋の判断で加熱しています、必要最小限で。
こだわり
さきほど「まだ肌寒さが残っている頃」と書きました。何年かかけていろんな時期に試してみたのですが、その頃のいちごで作るシロップが一番美味しく作れたので、毎年必ずその頃に仕込んでいます。
ちなみに、いちごジャムはそれよりももっと後の季節=5月GW以降に作るのが一番美味しくできると思っているのでジャムはその頃に集中的に仕込んでいます。
お早めに!
両親が愛情を込めて大切に育て、それを当店で手間ひまかけてシロップにした“モーツアルトいちご”のかき氷。
薄く削って白くなった氷にいちご色のシロップをかっぷりかけると淡いピンク色になります。色合いからは想像もできない程のいちご感をお楽しみください。ご注文を頂いてお持ちすると、後ろを向いていても甘い香りが漂ってきてわかるというほど芳醇でとっても美味しいかき氷です。大粒の冷凍いちごが中に隠れています。自家製練乳の追加もおすすめです、いちごミルクはまた美味しいですよね~。
“モーツアルトいちご”のかき氷は数量限定です。たくさんご用意していますが毎年完売しますので、お早めにどうぞ。