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食材について

氷の温度をあげてふわっふわで頭が痛くならないかき氷

2023-08-31

こんにちは、Portafortuna♪光琉です。

頭が痛くならないかき氷

お客様から「お店でかき氷を食べるとよく頭が痛くなるけど、Portafortuna♪のかき氷は全然頭痛くならんでええわ~」とお声をいただくことが結構な頻度であります。僕たちも試作・試食を繰り返していますが、これまで頭が痛くなったことはありません。

当店の氷

当店が使っている氷は、氷屋さんが天然水を使い時間をかけて凍らせた純氷で、問屋さんを通して仕入れています(天然氷ではありません、天然水で作った氷です)。家庭用のかき氷機に付属しているような氷カップに水道水を入れて冷凍庫で凍らせた氷とは違い、純度も透明度も高く、溶けにくく、大きくて硬い氷です。この氷を業務用のかき氷機でふわっふわに削り、いろんなシロップをかけてかき氷を作っています。店の製氷機で作ったキューブ状の氷を砕いて作るガリガリタイプのかき氷や、果物そのものやその果汁などを凍らせておいてからそれをまるごと削るタイプのかき氷(台湾氷)を提供しているお店もたくさんあります。

氷の温度をあげて理想の削り状態に

当店では、仕入れた氷は、もちろん業務用冷凍庫で-19℃で保管しています。そして朝店に来るとすぐに当日使う分の氷を冷蔵庫に移して、氷の温度を上げています。当店で提供している雲のようなふわっふわタイプのかき氷の場合、ご注文を受けてから冷凍庫から氷を出して削ったのでは氷が硬くて理想の状態の氷に削ることが難しいんです。溶けにくい氷とは言え、氷ですからもちろんある程度溶けてロスになっちゃうのは覚悟の上でそうしています。残った氷は営業終了後はまた冷凍庫に戻すのですが、たまに戻し忘れて帰っちゃうことがあるんですよね~。とは言え、翌朝でも結構氷残っています。それに溶けた氷=冷たい純水は、僕の飲み水になります。えらい高い飲み水ですけど。

頭がいたくならないのも温度

で、ここでようやく話が戻るのですが、温度を上げておいてから削った氷というのは頭が痛くなりにくいんです。痛くなるのは氷が冷た過ぎるからなんです。良いのか悪いのかわかりませんが、当店はかき氷のお客様で行列ができるような店ではありませんので、冷蔵庫で氷の温度を上げるだけの余裕がありますが、人気店だと次々氷がなくなっちゃうからそんなことをしている余裕がないんじゃないかな~と思います。だから冷たく硬い状態で氷を削るので、冷たすぎて頭が痛くなるのではないかと推察しています。

天然氷は頭が痛くならない!?

ちなみに、天然氷は頭が痛くなりにくく、当店が使っているような純氷は頭が痛くなりやすいという話もよく見聞きしますが、あれは間違いだそうで、どっちの氷でも温度を上げてから削らないと頭が痛くなることに違いはないそうです。天然氷を作っている氷屋さんが言っていました。

氷について少し勉強したところで、かき氷を食べたくなったんじゃないでしょうか?前回投稿でご案内しましたが、今年2023年も9月いっぱいはかき氷を提供するつもりです。ぜひお越しください。