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紅茶について

紅茶紹介㉘ケニア~珍しいリーフティーはミルクティーに~

2024-02-21

こんにちは、Portafortuna♪光琉です。

今回は、以前「近々ご紹介します」と書きながら先延ばしになっていたケニア紅茶をご紹介します。

概要

そもそもケニアの紅茶!?と思われる方も多いんじゃないでしょうか?ケニアと言えばコーヒーとカカオは有名でも、紅茶まで作っているなんてびっくりですよね。でも意外や意外、ケニアは紅茶生産量世界2位なんです。でも、かつてイギリス植民地だった時代があることを聞くと「あ~、なるほど」ですね。ケニアに限らず、実はアフリカにはタンザニアやマラウイなど紅茶栽培が盛んな国が他にもあるんですよ。コーヒーやカカオを栽培できる地域は紅茶も生産できるってことですね。逆に紅茶が生産できる地域だからと言ってコーヒーやカカオも栽培できるとは限りませんが(例えば日本)。
調べてみたら、ケニアにお茶の木が持ち込まれたのは1902年で、かなり歴史もあるそうです。にもかかわらずケニアの紅茶って飲んだことはもちろん聞いたことすらないぐらいですよね。それには理由があって、ケニアの紅茶のほとんどはCTCと呼ばれる製法で生産され、ティーバッグのブレンド用紅茶として出荷されているからなんです。だから「ケニア紅茶」として世にほとんど出回っていないから知られていないってワケです。日本にもたくさん輸入されているそうですよ。
CTCというのは、早く濃く紅茶液を抽出できるように茶葉を成形する製法のことで、CTC製法で作られた紅茶葉は主にティーバッグ用に使用されています。有名なところで言うと、インドのアッサム紅茶もそのほとんどがCTC製法で作られています。

今回ご紹介する紅茶は、ケニア単体ということだけでも珍しいですが、さらにCTC製法ではなくオーソドックス製法と呼ばれる伝統的な紅茶生産製法で作られたリーフティーです。ダブルで珍しい紅茶です。

テイスティング

茶葉は2~3mmのBOP。ゴールデンチップなのかシルバーチップなのかわかりませんが芯芽がたくさん含まれていて、期待持てます。
カップ水色(すいしょく、紅茶液の色)は透明感があって明るい紅色。濡れた落ち葉とか樹皮、藁、はちみつや黒砂糖のような甘い香りもします。当店で提供しているアッサムやルフナとも共通する香りがありますが、このケニア紅茶の特徴として、ウッディーと表現したら良いのか、そういう香りもあります。際立った特徴ですね。
甘味・酸味のバランスも良く、水色とは裏腹に渋味は穏やかで飲みやすいです。
ストレートも美味しいですが、先ほどの際立った個性が気になる方もみえると思います。一方でミルクティー、抜群に美味しいです。「おお~」ってうなるぐらい美味しいです。ルフナやアッサムと肩を並べます。ミルクの甘さが際立ちます。

そしてスイーツとの相性ですが、いろんなスイーツに合いました。特にチョコレートや生クリームを使ったスイーツなんて最高です。

ケニア紅茶は、2024年1月から提供を始めましたが、早速とても人気で好評もいただいています。
ぜひお楽しみ下さい。