こんにちは。Portafortuna♪光琉です。
前回の投稿で、紅茶を美味しく淹れるのに水はとても重要です、なんてことを書きました。今日はその水について書きたいと思います。
軟水・硬水について
水は、その中に含まれるミネラル分でるカルシウムイオンとマグネシウムイオンの総含有量に応じて大きく硬水と軟水に分類されます。WHOによると、
60mg/l未満が軟水
60mg/l以上~120mg/l未満が中程度の軟水
120mg/l以上が硬水
とされています。
概ね、日本の水(水道水)は軟水~中程度の軟水、英国をはじめヨーロッパの水は硬水に分類されます。あくまで概ねです。あてはまらないところもたくさんあります。例えば、当店がある三重県でも津市は軟水ですが、北部のいなべ市だと硬水(場所によります)ですし、千葉や沖縄も硬水です。イギリスでもスコットランドは軟水、以前日本でも人気のあったボルヴィックはフランス中央部やや南寄りのオーヴェルニュ地方の水ですが、これも軟水です。
ヨーロッパに旅行すると、洗面台やシンクなんかが白い塊みたいなんでガチガチになっていることが普通にあります。あれが、水に含まれるミネラル分の結晶なんです。いかにも硬水ですね。当店では、紅茶抽出用にペットボトル入りの硬水もご用意していますが、これをやかんで沸かすと、たった1回でやかんの底が白くなります。おそるべし硬水!あれじゃ排水口すぐ白くなるわ~。