こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
紅茶紹介の3回目です。
ディンブラ
概要
ディンブラもウバ・ヌワラエリヤと同様スリランカの高地にある紅茶産地です。この3つのエリア+ウダプセラワで製造される紅茶はハイグロウンティーと呼ばれています。
スリランカは、かつてコーヒー栽培が盛んな国でした。ところが、コーヒーの木を枯らしてしまう病気が全土を襲い、コーヒーの木が全滅してしまいました。その後、紅茶の木への植え替えが進み、現在ではスリランカは世界第4位の紅茶生産国になったのですが、ディンブラは、その紅茶への植え替えを最初に行った地域です。
ディンブラは山の西側に位置するため、北東モンスーンの影響を受けて乾季を迎える2月前後がクオリティーシーズンとなります。
テイスティング
ディンブラを代表する茶園のひとつマッタケレ茶園の紅茶で、クオリティーシーズンに製造されたものです。茶葉のサイズはBOPで2mm前後に小さく刻んであります。封を開けるとすぐにバナナのような香りが漂ってきます。カップ水色は濃い赤橙色。花やバナナ、ねっとり系の南国フルーツの香りがし、愛くるしい味わいで、古いですが「ふしぎな島のフローネ」みたいな紅茶です。ほんの少し埃っぽい香りもあります。味わいも香りそのまま、かなりバナナしています。。少々刺激的、でもとても心地よい渋味があります。ボディーはしっかりと感じるのですが、甘みと酸味もしっかりしているのでとてもバランスの良い味わいです。
ミルクティーもおすすめです。バナナシェイク!?ミックスジュース!?みたいで、少しキャラメルっぽさもあります。飲んで気分が明るく楽しくなる紅茶です。
バターの風味を楽しむお菓子、キャトルカールだとかクッキーなんかが特に合うと思います。もちろんスコーンも。
この紅茶、ごく最近になってリストに載せた紅茶なんですが、おすすめ紅茶として★印を付けて提供しています。