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紅茶について

紅茶紹介⑱TWG 1837ブラックティー

2023-02-15

こんにちは、Portafortuna♪光琉です。

ラグジュアリーティー紹介の6回目です。

TWG

今回と次回の2回はシンガポール発の比較的新しい紅茶メーカーTWG社の紅茶をご紹介します。
The Wellbeing Groupの頭文字をとってTWG、2008年創業だそうです。高級茶専門メーカーです。
創業者がフランスのマリアージュフレール社(以下MF社)の紅茶に出会って感銘を受け設立した、というようなことを読んだことがあります。なので、商品構成から味わいやネーミング、実店舗など全てにおいて相当MF社を意識しているんだろうな~という印象があります。ただ、個人的には商品説明はTWG社の方がわかりやすくって頭に入ってきやすいです。実店舗の構えはザ・シンガポール、キラッキラ!黄と金とこげ茶と照明で眩しいです、ゴージャスです。

日本での実店舗は東京・横浜・大阪にしかなく、東京圏・大阪圏にお住まいの方、あるいはそういう大都会に頻繁に足を運べる方にとっては珍しくもなんともないと思いますが(羨ましい)、三重県津市のティールームとしては行くのも入手するのも一苦労で、友人にお遣いを頼んだりしてなんとかしています。実店舗を実際に見たことがない、聞いたことはあるけど飲んだことないなんてことは三重県人にとってはごく普通なんです。これは、MF社をはじめ他の高級茶専門店はどこも一緒ですけど(MF社さんはまだ名古屋にあるだけありがたいです。TWG社さんも出店よろしくご検討下さい)。

さて、TWG社の紅茶は日本で目下人気が急上昇しています。なぜでしょうか?「美味しいから」に決まってますが、なぜ美味しいのかが大切です。答えは水です。シンガポールは軟水なので(ほとんどの)日本と一緒なんです。フレーヴァードティーやブレンドティーを開発するにあたっては軟水で淹れることが前提になっているハズです。シンガポールの水で淹れて美味しい紅茶を開発しているハズです。だから同じ軟水の日本で紅茶を淹れても、シンガポールで淹れたのと同じような味わいが楽しめる=美味しい紅茶が飲める=TWG社の紅茶は美味しい、日本人好みだとなるわけです。

1837ブラックティー

TWG社の代名詞的なフレーヴァードティーです。1837というのは、シンガポールが食材・食品の貿易基地になった年だそうでブランドシンボルとしてTWG社のロゴマークの一部にもなっています。ニヤッと笑えます。1837グリーンティー、1837ホワイトティーというのもあるそうです。

テイスティング

乾燥茶葉からホワイトチョコレートやバニラの甘い香りが漂います。
カップ水色は透明感のある明るい橙色。ホワイトチョコレートやバニラ、甘いスパイス、ドライストロベリー、ラズベリーのような甘酸っぱい香り、黄色い小さい花の香りがします。
口に含むと、香りからはもっと濃厚な味わいを想像しますが、意外とすっきりしています。緑茶のようなニュアンスもわずか~に感じますが、しっかり紅茶感があります。渋味は中盤に感じます。酸味もしっかりしていて甘みもずっとあります。濃厚ではないさっぱりしたキャラメルのような印象もあります。
春を思わせるような軽やかでかわいらしい味わいです。いちごキャンディーのような、懐かし系の洋菓子のような感じもします。
ミルクティーもおすすめです。キャラメル色の水色で美味しそう。いちごショートケーキのような香りになり、かわいらしい味わいが増します。