こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
ラグジュアリーティー紹介の7回目です。
テ・ベッリーニ
シンガポール・TWG社のフレーヴァードティーです。
ベッリーニ(ベリーニ)は桃を使ったカクテルで有名ですね。イタリアの“プロセッコ”というスパークリングワイン(白)を桃の果汁で割ったヴェネツィア生まれのカクテルです。ルネサンス期のヴェネツィアの画家ジョヴァンニ・ベッリーニの名前から名付けられました。ハリーズバーという、アメリカの文豪ヘミングウェイが愛したバーで考案されました。このハリーズバーでは、牛肉の“カルパッチョ(これもヴェネツィア派の画家名)”も考案されたんだそうです。
桃のカクテルの名前が付いているということは、きっと桃の香りがする紅茶だろうと想像できるので、桃好きとしては期待が高まります。
テイスティング
乾燥茶葉には緋色の細く小さい花びらや黄色い花びら(?)が入っていてかわいらしいです。
カップ水色は赤みを帯びた橙色。香りは、ずばり桃です。白か黄か見当はつきませんが桃です、甘い香りがします。キャラメル、ナッツの香ばしい香りもします。さつまいものような自然な甘い香りもします。口に含むと、桃の味わいが広がります。と同時に中国種の茶木からできた紅茶かな、と思う紅茶感があります。香りには熟した桃、コンポートした桃のような甘みを強く感じますが、味わいには酸味をしっかり感じるので引き締まった印象です。渋味はまろやかです。
桃の節句にぴったりで、「幼いかわいらしさ」がある紅茶です。
ストレートがおすすめです。ミルクティーにしても美味しいのですが、ほとんど味変しないのでわざわざミルクティーにする必要もないと思います。