こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
ラグジュアリーティー紹介の8回目です。
ロンネフェルト
今回と次回の2回にわたりドイツの老舗高級茶メーカー・ロンネフェルト社のフレーヴァードティーをご紹介します。
ロンネフェルト社は、「高級ホテルのサービスに見合う紅茶を提供する」というコンセプトのもとドイツ・フランクフルトで創業されました。世界で唯一の7つ星ホテル(ドバイ)をはじめ世界中の高級ホテルで提供されているそうです。日本でも「ロンネフェルトの紅茶です!」と謳っている高級ホテルがよくありますからご存じの方も多いと思います。マリアージュフレール社やTWG社ほどじゃなくても、ロンネフェルト社の紅茶も三重の片田舎では手に入れにくいのが難点です。
ところで、ドイツの飲み物と言えば、ビール、ワイン、コーヒーというイメージがありますが、オストフリースラント(東フリージア、ドイツ北部の北海沿岸)地方では紅茶が多く飲まれていて、英国や日本よりも一人当たりの紅茶の消費量が多いそうです。この地方では氷砂糖と生クリームを使った珍しい飲み方で紅茶を楽しむそうです。昔むかし、お隣の国にあったオランダ東インド会社から紅茶文化がいち早く伝えられたことや、この地方の水が軟水で紅茶を淹れるのに向いていたことも影響しているようです。一方、オランダでは紅茶文化はまったく根付かないまま現代に至っています。
アイリッシュモルト
ロンネフェルト社(とその取扱店)の商品説明によると、アイリッシュウイスキーとチョコレートの香りが特徴ということですが、アイリッシュウイスキーと言われても、ジェムソンかブッシュミルズぐらいしか飲んだことないので想像しにくい、、、。穏やかな味わいのウイスキーなのはわかるけれど、、、。ということで試飲です。
テイスティング
乾燥茶葉(アッサム)には、カカオ(の皮?)が入っています。チョコレート(カカオ)やアーモンドの甘香ばしい香りがします。
カップ水色は赤みを帯びた橙色。チョコレート、アーモンド、ナッツ、キャラメル、甘いスパイスの香りがします。モルト香(穀物っぽい香り)もします。ほんの少~し赤い果実のコンポートのような香りもします。
口に含むと、甘香ばしく、チョコレートの風味が広がります。香りから想像する以上の酸味があります。赤ワイン(メルロー種かな?)のような心地よい渋味があります。
ミルクティーもおすすめです。赤みがある水色なので綺麗なミルクティーになります。飲むミルクチョコレートになります。アーモンドのような、杏仁豆腐のような香りも楽しめます。
トルタカプレーゼ(チョコレートとアーモンドプードルを使って作るケーキ)をはじめとしたチョコレートケーキによく合うと思います。
結局、僕にはアイリッシュウイスキーっぽいところはわかりません。これはアイリッシュウイスキーを片っ端から飲んで研鑽を積むしかないですね。
ロイヤルミルクティーでも
ロンネフェルト社自体もおすすめしていますが、アイリッシュモルトを使ったロイヤルミルクティーもおすすめです。当店でも提供しています。チョコレートとアーモンドの風味にミルクの組み合わせですから寒い季節は特におすすめします。