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甘酸っぱく爽やか レモンドリズルケーキ~レモンも滴るいいケーキ~

2024-07-17

こんにちは、Portafortuna♪光琉です。

週間天気予報を見ると梅雨明けも近そうですね、今日も結局天気良いし。今年は程よく暑くなってくれたら良いのにな~。去年みたいに暑過ぎて人が出歩かなくなっては困ります。農作物にも悪影響あるし。

さて今回は、只今提供中のスイーツ・レモンドリズルケーキをご紹介します。ヴィクトリアサンドウィッチケーキやキャロットケーキと並ぶ英国のティールームの定番メニューです。
去年作らなかったのは確かですが、一昨年はどうやったかな?覚えていないな~・・・2年か3年ぶりの登場です。

レモンドリズルケーキ

ドリズルって聞かない言葉ですよね?英語で滴る(したたる)と言う意味だそうです。その名のとおりレモンのアイシングを滴らせるケーキです。

生地にもアンビバージュにもアイシングにもトッピングにも和歌山県産レモンを使っています。

生地は最後に溶かしバターを加えるジェノワーズ法という方法で作ります。ケーキの生地を作ると一言で言っても、今回のジェノワーズ法の他にもシュガーバッター法やらフラワーバッター法やら色々な方法があって、作りたいケーキの見た目・食感・風味をどうしたいかによって作り分けます。今回のこのジェノワーズ法で作ると食感はふわっと軽く、その分高さが出て、風味はコクが増します。いわゆるショートケーキ、クリスマスケーキを思い出してください、あれもジェノワーズ法で作ります。材料・分量が違うので、このレモンドリズルケーキとは別物になりますが、製法自体は一緒です。

と、まあ知った顔で書いていますが、僕も大してわかっていないので、新しいメニューを作るたびに色々調べて少しずつ勉強しています。
2024ストロベリーアフタヌーンティーで提供した伊勢茶のウイークエンド。あれを提供するまでの道のりについては以前少し書いたことがありますが、あの時もアフタヌーンティーで提供できる(安定した)品質になるようにいろいろ勉強しました。ウイークエンドの生地もこのジェノワーズ法で作るので、今回レモンドリズルケーキを作るにあたってもあの時勉強したことが生きています。

前置きが長くなっちゃいました。本題のレモンドリズルケーキですが、生地にはすりおろしたレモンの皮とレモン果汁をたっぷり入れてあります。それだけでも爽やかですがそこにサワークリームを加えることで一段と爽やかな生地になっています。さらに生地には小麦粉だけでなくアーモンドプードルも加えることで香ばしい風味をプラスさせています。

そして焼きあがった生地の表面にレモン果汁と砂糖で作ったアンビバージュ(浸み込ませるもの)を刷毛でたっぷり塗り、その上に粉糖とレモン果汁で作ったアイシングをたっぷりとドリズルさせます(滴らせます)。このアイシングの固さの調整がなかなかに難しい。固すぎるとドリズルせずに、生地の上で固まってしまうし、ゆるすぎると全部流れ落ちちゃう。ここ最近は成功していますが、僕もこれまで何回かアイシング失敗しています。経験で覚えるしかないって、有名なパティシエが言っていました。

最後、仕上げはご注文いただいてから。自家製レモンのシロップ漬けと砕いたピスタチオ、ミントを飾って完成です。

紅茶

レモンを使っていますからね、同じく柑橘系の風味爽やかなアールグレイは特におすすめです。その他ニルギリもおすすめです。透明感のあるニルギリの味わいが爽やかなケーキとうまくマリアージュしてくれます。