こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
暑い!猛暑だ!!かき氷だ!!!
でも暑すぎるからか、夏休み最初の週末だからか、昨日今日と車通りが少ない気がするな~⤵
夏休みの宿題、僕はたぶん算数を除いたら満遍なくやっていたはずです。8月末になってから慌ててやるタイプではなかったですが、7月中に終わらせる優等生でもなかったです。読書感想文も8月中頃に書いていたんじゃないかな~!?
後悔
父親には小言ばっかり言われた記憶しかないのですが、素直に聞いておけば良かったな~と唯一後悔しているのが「本を読め」です。「勉強しろ」ともよく言われましたが、それなりにしたつもりなのでこっちは後悔していません。子供のころはちっとも本を読んでいませんでしたが、その頃から読書を習慣付けていたらもっと違っていたかもな~と思います。おまけに、伯父は学校の図書館の本を全て読んだと言うほどの本の虫で、会えば必ず本を読んでいました。そんな人が身内にいたにもかかわらず、です。
僕が本を読むようになったのは社会人になってからです。職場の尊敬する上司が読書家だったこと、たまに「これ読むと良いよ」とほぼ強制的に(笑)貸していただいたこと、それにやっぱり子供の頃の記憶というか後悔があってようやく本を読むようになりました。電車通勤していたのもあります。出張が多かったのもあります。当時はまだスマホ時代じゃなかったので、本を読むか寝るかのどっちかでしたから。本って読みだすと面白いんですが、子供のころから習慣づいていないので、今でも意識しないと読まないんですよね~。
読書感想文なんてどう書くの?
本を読んでいなかった僕には読書感想文なんて何をどうやって書いたらいいかもわかりませんでした。あらすじばっかり書いて最後に「面白かった」以上でしたね多分。大人になり、少しは本を読むようになった今でもやっぱり読書感想文なんて何を書けば良いのかわかりません。今から書こうと思っているんですが、感想文にならないかも。
海賊とよばれた男
2013年の本屋大賞だった本なので読まれた方も多いと思います。百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」。出光興産の創業者の話です。当時本屋さんで大々的に売られていたし、メディアでもたくさん取り上げられていたので気になっていましたが、ようやく読みました。
この本の前に、同じ百田さんの本で「カエルの楽園」が面白いというのを聞いて、初めて百田さんの本を読みました。なるほど確かになかなか興味深い。ただの物語として読めば面白いだけですが、新党を立ち上げるぐらいの人が書く本なので、国際政治を意識しながら少し深読みするとゾッとします。ちなみに、僕は政治にまったく興味がないので百田さんの党が何を主張しているのかも興味が無いし知らないです。
「カエルの楽園」が読みやすかったし、面白かったので、続いて「海賊とよばれた男」を読みました。
僕はマダムと違って読むのがめちゃくちゃ遅いので1冊本を読もうと思うと1か月ぐらいかかるのですが、この本は上・下合わせて10日ぐらいで読み切りました。とにかく面白い。仕事と食べることは忘れませんでしたが、寝るのは忘れました。それぐらい面白い。僕が一番好きな作家・塩野七生さんの作品と同じぐらい入り込みました。
本の中では時代が一度前後するんですが、主人公・国岡鐵造(出光佐三さん)の生涯を記した小説です。恩人にも恵まれ、会社(国岡商店・出光興産)を立ち上げながらも苦労の連続、ようやく事業も成長してきていたところで戦争。終戦で全てを失っても信念を曲げずに再起、その後も数多の苦難を乗り越え会社を成長させ、社会に貢献し続けた偉人の生涯です。どこまでが史実なのかは知りませんが、主人公とその周りの人たち、彼らを支持する人々の信念に胸が熱くなりました。何度も何度も押し寄せる危機、それを乗り越える不屈の精神、ただただ尊敬です。主人公だけでなく登場人物たちの生き様に強く感銘を受けました。
「馬鹿者!・・・店員は家族と同然である。社歴の浅い深いは関係ない。君たちは家が苦しくなったら、幼い家族を切り捨てるのか・・・君たちは、店員たちを海外に送り出したときのことを忘れたのか。彼らは国岡商店が骨を拾ってくれると思えばこそ、笑って旅立ってくれたのではないか。そんな店員たちを、店が危ないからと切り捨てるなどということは、僕にはできん・・・もし国岡商店がつぶれるようなことがあれば 僕は店員たちとともに乞食をする」
終戦直後、会社が危機に瀕した時の主人公のセリフ、しびれました。苦しい時こそ人の本性が現れますよね。
{しかし悲憤慷慨しても始まらない。目の前に横たわる現実には、正論を唱える前に、まずやらねばならないことがある。}
心に残った言葉です。痛たたた~、正論しか唱えていない。
{自らの信念を持って正しいおこないを続けていけば、絶対に間違った方向にいくことはない。}
主人公のような大義あることを生業にしてはいませんが、くじけそうになったらこの言葉を思い出してまた頑張ろうと思いました。
「海賊とよばれた男」面白かったです。40年経ってもやっぱりこれか。