こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
今回から数回に分けて当店で常時提供しているハーブティーをご紹介します（２０２３年２月２１日時点）。
１回目の今回は、美しいカップ水色（すいしょく）に心も華やぐフルーツハーブティーを２種類ご紹介します。
ハーブとは
ハーブherbとは、ラテン語のherbaが語源で、本来は植物全体を意味する言葉ですが、現代では「健康や美容あるいはメンタル面など私たちの生活に役立つ、香りのある植物」という意味で使用されることが多い言葉です。ジャーマンカモミール、ローズヒップ、ハイビスカス、ペパーミント、リンデン、エルダーフラワー、レモングラスなどは良く知られていますよね。でもちょっと面白いのは、確かに先ほどの定義から判断すればそうなんですが、生姜やカルダモンやシナモンなどのスパイス、バラの花もハーブとして捉えらています。
ハーブは古代エジプトや古代ギリシア、古代ローマの時代から研究・利用されていました。中世のヨーロッパでは修道院に薬草園が作られ、盛んにハーブ＝薬草が栽培され薬草酒などに用いられていました。その後歴史的には、１９世紀に入り化学・科学の研究が進んで医薬品が開発されるようになるとハーブは下火になるのですが、２０世紀以降薬の副作用や薬害の心配がクローズアップされ、予防医学の考えが進み、メンタルの問題に焦点が当たるようになると、再び世界的にハーブに対する感心が高まるようになりました。そして現代では植物療法のひとつとしても積極的にハーブが利用されています。
ハーブティーとは
では、ハーブティーとは何か。ティーと付いていますが、紅茶や緑茶、ウーロン茶などのお茶は入っていませんので正確にはお茶ではありません。茶外茶（ちゃがいちゃ）と呼ばれるもののひとつです。麦茶も柚子茶もコーン茶もお茶は入っていませんので茶外茶の仲間です。
ハーブティーは、ハーブの花や葉・根・種子などの部位をフレッシュのままあるいは乾燥させたものを使って抽出する飲み物です。ハーブを単体で使うだけでなく、数種類のハーブを組み合わせて（ブレンドして）使うこともできます。しかも、どのように組み合わせても問題ありません（味わいは別の話です）。おまけにマテ以外のハーブであればノンカフェインのハーブティーになります。砂糖で甘みをつけても大丈夫です。
フルーツハーブティーとは
ハーブと一緒にフレッシュやドライのフルーツを使って抽出した飲み物をフルーツハーブティーと呼びます。
嗜好品として
ハーブにはそれぞれ鎮痛、抗酸化、消化促進、疲労回復、利尿、発汗などなどの効果・効能があることが古代から研究され利用されてきました。現代では植物療法のひとつとしても捉えられているハーブティーですが、同時に五感を使って楽しむ嗜好品でもあります。抽出する間の待ち時間をゆっくり楽しむ、カップ水色を楽しむ、香りを楽しむ、味わいを楽しむ。紅茶やコーヒーなど他の嗜好品と一緒ですね。
Portafortuna♪では、効果・効能という面は考慮せず、美味しいかどうか・僕たち自身が好きかどうかだけを基準にセレクトしたハーブティーを常時６～８種類ご用意しています。楽しみながら心身に良い効果が期待できるハーブティーも選択肢に入れられてはいかがでしょうか？
いろんな効果・効能が知られているハーブ・ハーブティーですが、薬事法（？）により「〇〇に効果があります」「△△の改善が期待できます」などの記載については制約があるそうですので、投稿記事の中では触れないようにします。
パニエ・アン・ルージュ
一つめにご紹介するのは「パニエ・アン・ルージュ（赤いハーブと果実のバスケット）」です。ハイビスカスやローズヒップ、ローズペタル、レモングラス、３種のベリーなどがブレンドされたフルーツハーブティーです。
深みのあるルビーレッドのカップ水色に気分が盛り上がります。
柑橘やベリーの甘酸っぱい香りやバラの香りが感じ取れます。
口に含むと、豊かな酸味がありますが、自然な甘みもしっかりあるため酸っぱいという印象ではないです。ベリーの風味が豊かです。奥歯の表面を薄く覆うような渋味を感じます。秋・冬っぽい味わいです。
チャーミングな大人の女性のような味わいのフルーツハーブティーで、チョコレートケーキ、当店のメニューで言えばショコラフランボワーズにぴったりだと思います。
プレゼント
次にご紹介するのは「プレゼント」です。りんご、ローズヒップ、ハイビスカス、キウイ、いちご、ローズペタル、レモングラスなどがブレンドされたフルーツハーブティーです。
パニエ・アン・ルージュと入っているものは似ていますが、味わいはだいぶ異なります。
カップ水色は透明感のあるルビーレッド。いちごやりんごなどの甘酸っぱいキュートな香りで、甘いスパイスのような香りもします。口に含むと、酸味としっかりした自然の甘みを感じます。春・夏っぽい味わいです。
サクマ式ドロップスのような、（女の子の）おもちゃ箱をひっくり返したような、誕生日プレゼント（クリスマスプレゼントではないです）の箱を開けるときのようなワクワク感があるフルーツハーブティーです。
プレゼントはジブリアニメ「魔女の宅急便」の修行に出る前のキキのようなフルーツハーブティーで、パニエ・アン・ルージュは飛行船の出来事を乗り越え、大人に成長したエンディングのキキのようなフルーツハーブティーです。