こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
今回は、前回ご紹介したフラップジャックと同じく英国発のお茶請け菓子“ショートブレッド”をご紹介します。
ショートブレッド
赤いタータンチェック柄のパッケージに入ったウォーカー社のあのお菓子、あれがショートブレッドです。ショートとは、以前イングリッシュショートケーキをご紹介した際にも書きましたが、「ホロホロした、サクサクした」という意味です。ブレッドと付いていますがパンではありません、「焼菓子」ぐらいの意味です。なのでショートブレッドとは、ホロホロした焼菓子という意味ですね。
英国スコットランド発祥で、卵を使わず、小麦粉・バター・砂糖で作られる素朴な焼菓子です。
素朴なお菓子とは言え紅茶との相性は抜群です。特にミルクティーととっても良く合います。今、素朴と書きましたが、それは現代だからであって、バター・砂糖が貴重だった時代にはショートブレッドは特別な日だけに楽しめる高価なお菓子だったそうです。
ショートブレッドもやはりレシピはいっぱいあって、小麦粉を変えてみたり、チョコチップやナッツを入れてみたり、ハーブを入れてみたりとバリエーションが豊富です。
ポルタフォルトゥーナ♪のショートブレッドは、小麦粉とバター、砂糖、塩で作っています。小麦粉は‟大人の贅沢バターサンド”のサブレを開発した時と同じで、いろんな小麦粉を使って試作を繰り返した結果、4種類の小麦粉をブレンドして作っています。もちろんバターも砂糖もいろいろ試して決めたのですが、「え~!こんなに違うの?」と驚いたのは塩です。アクセント程度にほんの少し入れているだけなんですが、塩を変えるとだいぶ味わいが変わります。海塩の旨味がプラスされて、まさにいい塩梅です。
ウォーカー社のショートブレッドがあまりに有名なだけに、フィンガータイプと呼ばれる延べ棒みたいな形をしていて穴があけてあるのがショートブレッドだと思われる方が多いと思うのですが、他にも伝統的な形があって、ペティコートテールと呼ばれる形があります。丸く大きく作って周りにひだをつけておいて、放射状に切り分けてから焼成するというものです。
当店でもどんな形にしようかいろいろ試してみたのですが、ハート型で焼成したショートブレッド4つを組み合わせて四つ葉のクローバーに見立てることにしました。ポルタフォルトゥーナ(幸運をもたらすもの)ですから。
ポルタフォルトゥーナ♪のショートブレッド、ぜひミルクティーと一緒にお楽しみください♪
※ショートブレッドは今のところ店頭販売のみで提供しております。イートインでの提供はございません。