こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
ラグジュアリーティー紹介の最後9回目です。
モルゲンタウ
ドイツ・ロンネフェルト社のフレーヴァードティーです。当店で唯一提供している緑茶のフレーヴァードティーです(2023年2月時点)。
ドイツ語でモルゲンは朝、タウは露という意味だそうで、朝露と名付けられた幻想的な・神秘的なお茶です。
テイスティング
乾燥茶葉は、中国緑茶ベースのお茶らしく緑色の茶葉です。普段は紅茶の黒い茶葉ばっかり見ているので新鮮な感じです。茶葉には、黄・ピンク・青の花びら(薔薇、矢車菊、他)がたくさん入っていて華やかです。柑橘の香りを含んだ爽やかな香りがします。
カップ水色は透き通っていて、少し緑がかった黄色(黄緑より黄色寄り)。緑茶らしい清涼感のある清々しい香りがします。と同時に柑橘ヴェルガモット(アールグレイの香り)の香りも感じます。薔薇の高貴な香りもします。矢車菊由来なのか甘い香りも感じ取れます。
口に含むと、薔薇・ヴェルガモットの風味が緑茶の風味とともに広がります。炭酸水を飲んだ時のような舌をチクチクするような渋味があって心地よいです。ただ、この渋味、時間の経過とともに温度が下がっくると強い収斂味となってきます。もうちょっと低い温度で抽出した方が良いのかもしれません。口に含むとまず酸味が来て、そして甘みがその後来て、さらにその後には酸味と甘みが同居していく感じです。
緑茶のフレーヴァードティーって僕はこれまで馴染みなかったのですが、すごく美味しいです。他にも試してみたくなりました。
爽やかで、初夏っぽい味わいです。グリーグのペールギュントの朝みたい。“朝露”とはぴったりなネーミングですね。牧草が一面に生えている新録・深緑のなだらかな丘陵地に朝靄がかかり、朝日のやわらかい陽が差している、そんな情景を思い起こさせる味わいです。