こんにちは、Portafortuna♪光琉です。
すっかり秋本番。少し肌寒かったりして気分は最高で毎日浮かれちゃってます。大好きな秋なら雨の日もへっちゃら、どころか雨の秋も大好きです。郷愁感がたまりません。♪出逢いは風の中♫と自然に口ずさみます。アカン、秋好きすぎて涙出てきそう。
秋のスイーツ紹介
さて、正気に戻って。
今回から3回に分けてただいま提供中のスイーツをご紹介します。暑い間はかき氷やアイスクリームが主体になっていたので、ケーキは1種類のみの提供でした。でもこれからはケーキが恋しくなります、紅茶に合うケーキを常時3種類提供に戻します。夏の間はケーキ類の注文が少なくなるので作るのを控えていた分、作りたいケーキ・提供したいケーキ・リクエストを頂いているケーキが溜まっています。なので、いずれのケーキも期間限定での提供です。「これ食べてみたいな」と思うケーキがあればお早めに。
レモンのヴィクトリアサンドウィッチケーキ
1回目の今回は、レモンのヴィクトリアサンドウィッチケーキです。
以前ご紹介したことのあるヴィクトリアサンドウィッチケーキを国産レモンで作るレモンカードを使ってアレンジしました。
一度書いたことがありますが、元々のヴィクトリアサンドウィッチケーキは、バターケーキでラズベリージャムをサンドしたシンプルなケーキで、当店でもちょくちょく提供しています。英国のかつての女王ヴィクトリア女王が愛したケーキで、現代の英国でも人気スイーツのひとつです。このケーキのラズベリージャムをレモンカードにアレンジしたのがレモンのヴィクトリアサンドウィッチケーキです。
バターケーキは、バター・砂糖・たまご・小麦粉・ベーキングパウダーで作ります。要するにパウンドケーキです。たかがバターケーキされどバターケーキ。詳細は次回ご紹介するキャラメルバナナのキャトルカールで書きますが、バターケーキはシンプルな分とっても奥深いケーキです。このバターケーキ、当店ではヴィクトリアサンドウィッチケーキ用にはエレガントにバラ型を使って焼き上げています。バターリッチで小麦粉が豊かに香るしっとり食感のバターケーキです。
このバラの形のバターケーキを厚みが半分になるように切り、切った両断面に今回はキルシュ(サクランボのリキュール)を刷毛で塗りました。「今回は」と書いたのは、他のリキュールにする場合もあるからです。
そしてレモンカードです。レモンカードって何?って方も多いのではないでしょうか?イギリス生まれのレモンのクリームのことです。クリームと言っても生クリームを使っているわけではありません。レモン、砂糖、卵、バターで作るクリーム状のものです。甘酸っぱくて、なめらかな舌触り。正真正銘レモンイエローの優しい色合いに癒されます。当店ではヴィクトリアサンドウィッチケーキの他、エンパイアビスケットをアレンジする時などにも使います。その他(当店で提供することはありませんが)スコーンに乗せるのもおすすめです。このレモンカードをバラ型のバターケーキでサンドして、最後に粉糖で化粧をしたらレモンのヴィクトリアサンドウィッチケーキの出来上がりです。
以前にも書きましたが、サンドするもの(される側)は甘酸っぱいものが良いように思います。甘いだけでも酸っぱいだけでもなく、甘みと酸味の両方がしっかりあるものの方が美味しく出来上がります。なるほど元祖はラズベリージャムをサンドします、しっかり甘酸っぱいですもんね。今回ご紹介したのもしっかり甘酸っぱいレモンカードですからバターケーキとの相性もバッチリです。
紅茶とのマリアージュ
レモンを使っているケーキですから、同じく柑橘ヴェルガモットを香り付けしたアールグレイとの相性が良いのは間違いありません。でもこのケーキ、ストレートでもミルクティーでも、あらゆるケーキと相性が良く、紅茶を選びません(少なくとも当店で提供している紅茶に関しては)。「これ飲みたいな」と思った紅茶に合わせていただければ大丈夫、ちゃんとマリアージュをお楽しみいただけます。