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プレミアムスイーツ⑥伊勢茶イングリッシュショートケーキ

2024-05-02

こんにちは、Portafortuna♪光琉です。

今日は5月2日(木)ですが、ようやくゴールデンウィークらしい天気になりましたね。こうじゃなくっちゃ。雨ばっかりのゴールデンウィークなんて、ゴールデンウィークじゃない!鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでこそのゴールデンウィーク。あ~気持ちい良い~。

八十八夜

さて、今年2024年は閏年なので昨日5月1日が八十八夜でした。いや~、知りませんでした。八十八日目って、立春から数えて八十八日目なんですね。てっきり1月1日からかと思っていました。なんで?3月末ぐらいとちゃうの?って思ってたんですが・・・そういうことか。しかし昨日は八十八夜、♪夏も近づく八十八夜♬って唄われるぐらいやのに寒いぐらいでしたね。

お茶スイーツ

それはともかく八十八夜と言えば新茶。緑茶が飲みたくなるし、お茶風味のお菓子も食べたくなります。今年もいろんなお店で抹茶スイーツが目立つ棚を占拠するようになってきました。当店でも毎年この時期抹茶スイーツは何かしら提供しています。伊勢茶のテリーヌドゥショコラは4月末からすでに提供しています。こちらもおすすめスイーツですのでぜひお楽しみいただきたいのですが、今回ご紹介するのは新作“伊勢茶イングリッシュショートケーキ”です。

“モーツアルトいちご”を使ったプレミアムスイーツシリーズの第六弾です。イングリッシュショートケーキのヴァリエーションとしては第四弾になります。プレーンチョコレート(2月)、(3月4月)に続いて5月は伊勢茶を使ったイングリッシュショートケーキです。昨日5月1日から提供開始し、初日からたくさんご注文頂きました。

昨日マダムが当店のインスタグラム@caffe_portafortuna_tsuでご紹介しましたが、八十八夜に合わせて企画・発売された月刊Simpleさんの6月号お茶特集でも伊勢茶イングリッシュショートケーキをご紹介していただきました。
ぜひご購入の上、ご覧ください。

伊勢茶イングリッシュショートケーキ

三重ブランド・川原製茶さんの伊勢茶抹茶を贅沢に使って焼きあげる生地は、伊勢茶とアーモンドの風味が豊かに広がります。英国風のショートケーキなのでもちろんさっくりホロホロした生地です。伊勢茶抹茶の鮮やかな緑色が新緑を思わせ気分が晴れやかになります。
ご注文いただいてからこの生地を温めなおして風味を引き出します。ナイフで水平に半分に切ったら、切り口に洋酒を少し塗って風味をプラス。そこに、こし餡、レモンジャム、黒糖クリーム、そしてたっぷりの完熟“モーツアルトいちご”をのせてサンドにします。こし餡は、かき氷「ミルク金時」でもお世話になっている製餡所さんのこし餡。甘さ・硬さもちょうど良いんです。レモンジャムは和歌山県産レモンを使ってマダムが少しビターに仕上げたものです。黒糖クリームは、沖縄県産の黒糖と生クリームで作ります。前にも書いたことがあるのですが、このクリームの泡立てにマダムは毎回神経を使っています。

今回のイングリッシュショートケーキ、まさに素材の組み合わせの妙です。これまでのプレーン、チョコレート、桜の各イングリッシュショートケーキについては素材の組み合わせはわりとすんなり思い付いたのですが、今回は結構悩みました。楽しい悩みでしたが。抹茶生地なので餡子というのはすぐ思いつきます。でもレモンジャムと黒糖、この二つにたどり着くのには時間がかかりました。試作を繰り返した成果がこの二つです。何でもそうですが、出来上がったら「まあ、そうやよな」「良いに決まっとるやん」「当たりまえ」「これが鉄板やよな」となりますが、やってる間はなかなかそこに至らない。だから面白いんですが。組み合わせの妙、お楽しみ下さい。

合わせる紅茶

おすすめはダージリン(ストレート)かミルクティーです。ミルクティーって、えらい幅広いやん!って言われそうですが、いろんなミルクティーに実際に合わせてみたらどれも良かったです。特にルフナのミルクティーは最高です。なぜルフナが最高なのか。生クリーム使っているのでミルクティー全般が合うのはわかりやすいですよね。さらにルフナには黒糖のような風味があります、だから黒糖クリームを使っている伊勢茶イングリッシュショートケーキには特に合うんだと思います。でもこれ、僕たちも実際にいろんな紅茶と合わせてみてから気づいたんです。「ルフナのミルクティーが一番合うな~、なんでやろ?あっそうか、黒糖やでや!」って。「黒糖だから」といういかにもまっとうな理由は後付けなんです。頭で考えたマリアージュじゃなく、舌が考えたマリアージュ。より信頼できる。

気長に

当店は、スイーツに限らず、紅茶もそうですが、ご注文から提供までに時間がかかります。スタッフは二人な上に、ひとつひとつ丁寧に作っているというのが理由ですが、特に手の込んだプレミアムスイーツシリーズは提供までに時間がかかります。さらに今回の伊勢茶イングリッシュショートケーキは一段と時間がかかります。「時間かかり過ぎるでやめとくか?」とほんの一瞬話したぐらいです。でも折角美味しいのが開発できたのでぜひ楽しんで欲しいということでやっぱり提供を始めました。このブログの読者のお客様、店内でモーツアルトを聴きながら気長にお待ちください。待つだけの価値は充分あります。

5月いっぱいの提供

伊勢茶イングリッシュショートケーキはSimpleさんでご紹介していただいた手前、5月いっぱいは提供するつもりですが、数日単位で前後するかもしれません。また、“モーツアルトいちご”の入荷の都合上売り切れになることもあります。ご了承下さい。

「大きさがわからない」「スコーンぐらいの大きさなの?」とよくご質問をいただきますので比較のために当店のプレーンスコーンと並べて撮影しました。大分違うでしょ?